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腫瘍外科

Surgical oncology
腫瘍外科動物メディカルセンター(大阪の箕面・茨木・高槻)では、悪性腫瘍(ガン)の外科手術に臨むにあたって、リスクを減らし、手術での治療効果を最大限に得るために細心の注意を払ってすすめていきます。

当院では

1. 事前の手術計画を重要視しています
2. 術中管理と緊急対応に気を配っています
3. 術後のケアと継続治療までを一連の流れと考えています

事前の手術計画を重要視

ガンの種類や悪性度、進行ステージにより取るべき対応が違ってきますので、まずは全身の詳しい検査(→腫瘍内科を参照くださいを行います。その術前検査に基づき、その子の状態に合わせた手術法を飼い主様と相談して選択していきます。

術中管理と緊急対応への気配り

腫瘍が侵している場所や大きさ、腫瘍への血管の入り具合、その他ガンによる栄養不良状態などにより事前の検査では予期できなかった事態がおこることもあり得ます。たとえば 予想以上の出血であるとか、ガンの主要臓器への癒着が著しいであるとか、急激な血圧の低下、などが挙げられます。そういった場合に素早く適切に対処するべく、手術中のモニターをしっかりと行っております。また執刀医は次に取るべき処置の素早い判断を行います。

術後のケアと継続治療まで

手術後、その子の状態と術創が落ち着くまでは、もちろん入院治療でしっかりと看護させていただきます。
しかし、ガンは“手術で取って終わり”、というわけにはいかないこともあり、化学療法(抗がん剤)や放射線治療を組み合わせて行うこともあります。
そのような「ガンとおつきあいしていく」必要がある場合も飼い主様へのインフォームドコンセントをしっかりと行い、「その子にとっての最良の治療」を一緒に考えていきます。

頑張っている小さな家族、そしてそれを支えてくださっている飼い主様のために、動物メディカルセンター(大阪・箕面・茨木・高槻)では、できる限りの支援をしていきたいと考えています。

肺腫瘍のRib Pivot法による摘出術
肺に見つかった大きな影。 定期健康診断のレントゲン検査で発見。
肺腫瘍のRib Pivot法による摘出術
手術での摘出に成功。 病理検査の結果悪性の肺ガンでした。 手術では肺も一部切除する根治的手術を行いました。そのため術後レントゲンでは肺が左側に偏って映っています。非常に大きなガンでしたが、積極的に手術を行うことで完治することができました。
肺腫瘍のRib Pivot法による摘出術
手術で摘出した肺ガン

手術方法の違い
1.根治的手術

文字通りすべてのガンを切除し、完治を目指すための手術です。悪性の腫瘍は目に見えるの周囲に顕微鏡レベルで細胞が広がっているため、完治を目指すためには周囲の正常に見える組織も同時に切除する必要があります。

2.腫瘍辺縁切除

目に見える腫瘍ののみを切除する手術です。良性腫瘍ではこの手術でも完治する可能性もあります。悪性腫瘍でも種類によって治療方法が変わることもあるため、目に見えるだけを切除して検査に回し、その後、抗癌剤の治療や追加で根治手術を行うことがあります。

3.緩和手術

ガンの完治を目指す手術ではなく、痛みの軽減や一時的な症状の改善を目指す手術です。悪性腫瘍は進行すると完治が難しくなりますが、緩和手術を行うことで、余生を穏やかに過ごせる可能性があります。

すべてのガンに共通して言えることは、早期発見が最も大事な治療の第一歩で、発見の遅れが命に係わるということです。
早期発見には、飼い主様の協力が必要不可欠です。日頃から、体中をくまなく触り、しこりなどの異常を感じたらすぐに来院するよう心掛けてあげてください。

また、内臓のガンや血液のガンは外からでは気付きにくく、定期的な健康診断が欠かせません。シニア期(7歳以上)を迎えたら、3~6ケ月毎の定期検診をおすすめします。