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動物メディカルセンター ブログページ

2020年6月29日 月曜日

精巣が・・・!?

こんにちは
動物メディカルセンターの獣医師 高橋です。
うちの家族のトイプードルの「そら」
      
    走る!           寝る!        見る!
     
と、元気な男の子です。                              

元気な男の子なんですが、
男の子としての疾患があります。それは・・・


                             精巣が1個しかありません 


『陰睾(いんこう)』といわれるものです。                       
本来なら2つ降りてきて袋「陰嚢」の中に納まるのですが、それがお腹の中「腹腔」や股の部分「鼠経(そけい)」
に留まって降りていない状態をいいます。遺伝的疾患であり、腫瘍化するリスクが高く、手術検討となります。
精巣は基本的には2カ月齢までに正常の位置に来ますが、遅い子は6カ月かかるときもあります。


そら君は9カ月齢なのですが、触診すると鼠径部に精巣が確認できました。         
超音波(下図)でも確認できました。




鼠径の位置は?ということで、仰向けの図になります。
※画像の子は女の子になります
                
鼠径部(上図の赤丸)は太ももの付け根にあります。
精巣がここにある場合は触診可能です。
赤字四角が正常な精巣の位置です。

お腹の中にある場合は超音波で診断可能です。
加齢とともに気づかないうちに巨大化していることもあります。
おうちの子で精巣が一個しかなければ、『元々ない』というよりもお腹の中にある可能性が高いですので、診察へお越しください。

そら君は乳歯が残っていたり、膝のお皿(膝蓋骨)が外れやすかったりと他にも治療していかなくてはならないところがあります。
同じ悩みを持つ皆様、ぜひご相談下さい!




動画はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=_USVfO2OBWA&feature=youtu.be

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投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2020年6月16日 火曜日

リハビリ受けてきました!

こんにちは。動物メディカルセンター:行動診療科&リハビリテーション担当の小池です。

先日、朝起きて着替えようとした時のことです。

『ピキーッ!!!』と左肩に衝撃が走りました!

思わずうずくまること数分・・。
恐る恐る、左手を前方から上に挙げていくと、90度程しか挙がりません。
やっちまったー!!
これは間違いなく、世間で言うところの『○十肩』。
痛みは日に日にひどくなっていき、安静時や夜間も痛くなってきたので、整形外科医院(人の病院です)へ行きました。

ひととおり検査を受けて、診断はやっぱり『肩関節周囲炎』= 『○十肩』でした。
「注射する前に痛み止めとリハビリで様子を見ましょう」ということでしたので、人の世界のリハビリを経験できるチャンス!とワクワクしながら、リハビリの予約を入れました。
そして、現在4回ほどリハビリを受けたので感想をお伝えしようと思います。

まず、先生からリハビリ必要との指示書が出て、担当の理学療法士さんが決まりました。(若くて可愛い女性です。)
一番最初にすることは、リハビリ計画書の作成です。
どこが痛いか。
どのような時に痛いか。
日常の動作について。
痛みの程度。
可動域の測定。
などを調べて、メニューを決めます。

あら、やっぱり動物の場合と一緒ですね。

動物メディカルセンターでも、最初に獣医師の診断が必要で、治療の一環としてリハビリの指示が出ます。
そして初回、リハビリ計画書を作成するために、
可動域の測定
筋肉量測定
起立姿勢
オスワリの姿勢
歩き方(常歩と速歩)
痛みの有無
などを確認します。

動物の場合は、本人が直接困っていることを話してくれないので、飼い主さんからの情報と客観的な行動の観察によって、状態を把握し、リハビリ目標を立て、細かいプログラムを作成します。

 
一方で、大きく異なっているところとしては、人の場合、言葉で説明されて理解し、能動的に必要なリハビリテーションエクササイズをすることが可能ですが、動物の場合はそうはいきません。
その子の性格に合わせて、ごほうびなどを使いながら、気分を盛り上げながら楽しく必要なエクササイズを行う必要があります。
そのために、バランスディスクやボール、ハードルなど、様々な道具を利用します。
また、歩行訓練では、通常の歩行以外に、陸上トレッドミルや水中トレッドミルなどで、歩行スピードや坂の角度なども目的に合わせて設定します。


回数を重ねると、最初は警戒していた子も少しずつ心を開いて、リハビリを楽しみにきてくれる感じになります。
そして、そんな愛犬・愛猫が頑張っているところを見て、飼い主様も頑張って通い続けてくれるのかなと日々感じています。

動物たちはみんな素直で純粋なので、慣れてくるとストイックなほどに頑張ってくれます。
その中で、前回できなかったことが出来るようになると、飼い主様や施術している私自身が感動するんですよね。はあ~。(思い出してまた感動している。)


ところで、私の受けているリハビリは、理学療法士さんが動かしてくれる徒手リハビリと、自分で行う運動療法、電気治療、温熱療法です。
動物に比べて、腕の動かし方がすごく細かい。

これは、動物の場合にもうまく取り入れられたらと思いました。

もっとピンポイントでのストレッチや可動域運動が出来たら、効率も良くなりそう。
あとは、それをどうやって動物が嫌がらないように、喜んで受け入れてもらえるか、これからも試行錯誤しながら、より効果的で楽しく気持ちの良いリハビリを提供できるように心がけたいと思います。

というわけで、私の○十肩のリハビリも、もうしばらく通って勉強させてもらうつもりです。

読んでいただいてありがとうございました。
行動診療科
リハビリテーション科 CCRP
小池 美和

★次回のブログ更新は6月27日です。★

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2020年5月23日 土曜日

家族が増えて1年経ちました

こんにちは。北大阪ペットメディカルプラザの看護師 溝口です。

元々ミニチュアダックスを飼っている我が家ですが、去年の夏に新しく猫ちゃんを迎えました。
キジトラの男の子で「ふく」と名付けました。
きっかけは生後1~2週間の子猫を病院で保護したことでした。
まだ生まれて間もなかったので自分でごはんも食べられず、排せつもできなかったので、スタッフが交代で家に連れて帰ったりしてお世話をしていました。

そして、ふくを初めて家に連れて帰ったとき、あまりの可愛さに家族みんながメロメロに...heart(笑)

     


最初は飼えたらいいなとぼんやりした気持ちでしたが、その後も家に来た時の可愛さが忘れられず家族で話し合い飼うことに決めました。




大きくなるにつれ、とってもとってもやんちゃになり、ふくが先住犬にちょっかいをかけてよく怒られていました...。

    



今では一緒にいるところをたまーにですが見かけるようになりましたnote

     


ふくは子猫にとって大事な社会化期(生後3~9週)をたくさんの動物が出入りする病院や、色々なスタッフの家で過ごしたことで、人や動物に対し警戒心はあまりありません。
家に親せきや知り合いが来た時も、すぐにお気に入りのおもちゃを持っていき遊んでもらっていました。

    

もちろんその子の性格もあると思いますが、社会化期をどう過ごすかによって人見知りしない子だったり、または家族以外の人には警戒心の強い子になる可能性があります。

社会化期の時から、家に人が来たらおやつをあげてもらったり、おもちゃで遊んでもらったりすると人に慣れやすくなります。
また生活する上で慣れてほしいもの、掃除機やドライヤーの音、猫ちゃんを運ぶ為のキャリーバッグ、車など。これらもこの時期から経験させておくことで、大人になってから、掃除機をかけるたびに震える、病院に連れて行こうと思ったらキャリーバッグを嫌がる、などの猫ちゃんのストレスを減らすことができます。






当院では子猫ちゃんが来院された時には、診察台に慣れてもらうようその上でおやつをあげたり、できるだけいろんなスタッフが触れ合うようにしています。
<動物病院=怖い>にならないように子猫ちゃんの時期は月に1回は体重測定だけでも来院して頂けたらと思いますsign01
なにか分からないことがあればお気軽にスタッフにご相談下さい。

そして、そんなふくもちょうどこのブログがアップされる23日で1歳になりますbirthday
これからも元気でたくましく育ってくれたらいいなと思いますconfident



次回は、6/13にUP予定です。

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2020年5月 9日 土曜日

皆様、今一度ご確認を!



こんにちは。動物メディカルセンター 動物看護師・トリマーの安田ですconfident


今年の3月4月は新型コロナウイルスの影響で、世の中のほとんどのイベントや集まりが中止になりましたweep
私も行こうとしていたセミナーや勉強会、イベントにも行けず、職場と家の往復・・・
休日は家で映画を見て過ごす・・・という日々を送っていました。





 そんなある日、出勤途中の朝に遭遇した出来事ですsign01





私はバイクで毎日通勤しているのですが、緊急事態宣言発令中の日曜日の朝ということで、
車も人通りもまばらで、通行人はお散歩したりジョギングをしている人を数人見かけるくらいでした。
image1image2

 



緩やかな坂にさしかかったときです。遠くの方から男性の叫び声がsign02
「おーい!待ってー!こらー!待てー!」
声の方を見てみると、息を切らしながら必死で坂道を走りながら
登ってくる男性の姿runが私の目にとびこんできましたcoldsweats02

何事かとバイクの速度を減速して辺りを見渡してみると、
男性の前方には軽やかにひとりで走るワンちゃんの姿が・・・sweat01


 


「何かの拍子で首輪か胴輪が外れたんだっ!!!」



ようやく事態を把握して焦った私は、バイクを停止させて車が来ていないか確認しました。
車道にワンちゃんが出ないか心配で一緒に追いかけるべきかを悩みました。
そんな慌てた飼い主や焦ってる私をよそに、ワンちゃんはというと、きちんと歩道を走っているのです。
ご存知の通り、犬は足が速い!そして追いかけると逃げる!
家では名前を呼ぶと尻尾を振りながら寄ってくる子も外ではなかなか寄ってきてはくれませんsad
そのワンちゃんは、飼い主が追いかけてくるのをそれはそれは嬉しそうに、一定の距離を保ちつつ、
近づくと逃げる、離れると立ち止まり、振り返っては待つを繰り返しながら明らかに、やりとりを楽しんでいる様子で、ヘトヘトになりながら追いかけている飼い主は完全にワンちゃんに遊ばれているように見えましたbearing
                                                                           
一歩違えば大惨事、車が通っていなくて本当によかったですbearing
車がたくさん通る時間帯で交通事故にあっていたら取り返しがつきませんsign01
万が一のことを想像すると・・・思わず冷や汗が・・・
この手の話は犬が無事に戻ってこられたからこそ笑って話せるエピソードになるのです。

ここで私からの切実なお願いですdanger

飼い主の皆様!今一度首輪の締め具合を確認していただきたい!

首輪は2本指が入れば苦しくありません。きついんじゃないかと思われるかもしれませんが大丈夫ですsign01

                     


トリミングでも日常的に首輪や胴輪の付け外しをしますが、身体のサイズに合っていないこともよくありますcoldsweats01

お使いのものは、ワンちゃんの体に合っていますか?

楽しいはずのお散歩が悲しいことにならないように、大切なワンちゃんを守れるのは飼い主さんだけですshine
首輪の調節が不安な場合は、いつでもお尋ねくださいねconfident
明日は我身・・・私も家へ帰り大切な愛犬のハーネス確認しましたnote


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投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2020年4月25日 土曜日

戦慄の診察室

こんにちは。
動物メディカルセンター箕面 獣医師の上田です。
今回は、犬猫ではない生き物のお話。


それは突然の悲鳴から始まった。
午前中の診察が途切れた束の間の瞬間だった。
女性スタッフが叫びながら診察室から飛び出してきた。
何があったのかと診察室を覗いてみた。

その時の写真がこちら。


ぱっと見、何に驚いたのかわからなかった。

が、

お気づきになられただろうか?



そう、

時計の近くに黒い塊があるのを。。。














では、ズームしてもう一度。



お分りいただけただろうか?

中央の胴体から左右に細長い足が4対。
そう、そこにいたのは蜘蛛。
デカいッ!
いつも豆粒くらいの蜘蛛はよく見かける。近づくとピョコピョコ飛び跳ねて逃げていく姿は実にかわいらしい。しかし、今回のそれは豆粒じゃない。足先まで含めたら掌サイズはあろうか?とにかく想像していた蜘蛛よりデカい。熱帯地域にいるタランチュラを彷彿させるデカさ。流石に、私も初めて見た時は少しビビった。自然から離れ都会という色に染まってしまったがために、掌サイズの蜘蛛に、自分よりはるかに小さい蜘蛛に私はビビってしまったのだ。しかし、獣医師という職業柄なのか、私が本来持つ『動物が好き♡』という性質からなのか、次第にこの蜘蛛の種類が何なのかが気になり始めた。それを知るために、もっと近づいてみよう。


この蜘蛛、足が長い。そのためか、『アシダカグモ』というらしい。

分類:節足動物門 クモ綱 クモ目 アシダカグモ科 アシダカグモ属 アシダカグモ

このアシダカグモ、私たちにはとても有益な蜘蛛で、ゴギブリを食べてくれるのだそうだ。長い足のおかげで機動力に長け、床でも天井でも壁でも素早く動き、ゴキブリが気づいた時にはすでに捕食されている。アシダカグモが2、3匹いれば、その家に住むゴキブリは半年で全滅するらしい。そこからついた異名は『軍曹』。実に仕事熱心で捕食中でも新たな標的が現れたらそちらを捕食しに行く。そして、標的がいなくなれば、新たな獲物を求め次なる戦場へと赴く。つまり、軍曹がいなくなったということは、ゴキブリがいなくなったということ。

この箕面に赴任してきた軍曹は、外に撤退していただいた(捕獲して外に解き放った)。






が、後日また戻ってきてしまった。

後日その1




後日その2


これらの写真の中に軍曹は潜んでいる。どこにいるか探してみていただきたい。


彼らは臆病であり、自分より大きい存在である人や犬、猫に対して害を及ぼすことはなく、本来人前に姿を現わすことは滅多にない。




こうして、軍曹のことを知れば、見た目はともかくとして愛着が湧いてこないだろうか?今はもうその姿を拝むことはなくなってしまったので、新たな戦地に赴いたのであろう。またいつの日か、私たちの宿敵であるゴキブリが暗躍する頃(おそらく夏頃)に軍曹にお会いしたいものである。
万が一、診察中に出会った場合は決してパニックは起こさず、そっと一言
「お勤めご苦労様です」
と挨拶しようと思うのである。

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

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