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動物メディカルセンター ブログページ

2021年8月28日 土曜日

犬猫用で世界初のサプリメント『EneALA(エネアラ)』をご紹介します!

今回、ブログを担当します高槻病院の獣医師宮嶋です。
私ごとではありますが年齢を重ね、数年前より健康維持にとサプリメントを飲むようになりました。

朝の時間はバタバタした時間になりがちですが、朝食後に飲もうと決めて飲んでいます。
某有名なゴマ成分の入りEPA・DHAといったお馴染みのオメガ-3脂肪酸が入ったものを好んでいます。
まずは、家事での手荒れがなくなりました!継続が大事ですね。

よく似た成分で当院で扱っている犬猫用のサプリメントには、『アンチノール』があります。
これは、EPA・DHAの他に91種類にも及ぶ脂肪酸の入ったもので、関節・皮膚被毛・心血管・神経認知機能・腎臓の健康維持に役立ちます。
たくさんのワンちゃん・ネコちゃんが飲んでくれています。

実は、私自身が味見をしたことがあるのですが、いくらの味がしました。

さて今回は、
犬猫用として世界で初めて5-ALA(ゴ-アラ、ファイブ-アラ)を配合したサプリメント『EneALA(エネアラ)』をご紹介します。


5-ALAとは、5-アミノレブリン酸というヒトや動物や植物の細胞に含まれるアミノ酸で、食べ物から多くを摂取するには困難なものになります。

(エネアラ 飼い主さんパンフレットより)

ヒトでは、5-ALAはダイエットで有名なライザップの体質改善のサプリメントにも含まれており、化粧品では潤い増加効果や医薬品にも応用されています。
ヒトの大学研究で、新型コロナウイルスに対する可能性についても、今年テレビで報道されたことがありました。

犬猫では、5-ALAを補うことで、脂質代謝を助けたり、抗酸化・抗炎症に作用したり、慢性腎臓病の子に有効性が報告されています。
その他、脱毛症乾性角結膜炎、猫伝染性腹膜炎にも寄与できる可能性についても報告されています。
サプリメントではありますが、様々な研究がなされています。

代謝が悪く痩せにくい子や、アンチエイジングを目指す子にお勧めです。
何よりカツオ風味で嗜好性が高い。
病気に対しては、腎臓病の進行を抑える一助になることを期待するサプリメントです。

ぜひぜひ、関心のある方は当院の獣医師に聞いてくださいね。

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2021年8月14日 土曜日

くまごろう君の旅立ち

こんにちはhappy01動物メディカルセンター箕面 動物看護師 大盛です。
今年も猛暑がやってきましたが皆さんいかがお過ごしでしょうかsun
先日自分にとって悲しい別れがあったのですが、前へ進むべくブログに書き残そうと思いますclover


我が家の小さな弟的存在であったくまごろうくんが天国へ旅立ちましたcrying
くまくんは今年の5月で3歳を迎えたばかり。
クロクマハムスター(ゴールデンハムスター)の3年は、
人間で例えるなら100歳越え(!?)なんだそうですsign01
いつの間にか我が家の弟どころか人生、いや『ハム生』の先輩になっていて、
皆さん同様わたしたち家族もそのシニアパワーに驚きながら日々彼に励みや癒しをもらっていました。

しかし4月頃から食欲が低下し、寝ている時間が多いように感じたので当院ドクターに診察してもらう事に。
結果は「ニキビダニ」と「腹水貯留」。
何かしらの原因によって腹水が溜まり、
免疫力低下によって常在しているニキビダニが増殖しているという事でしたsweat01

結果を聞いた時には「自分の子がまさか」というショックな気持ちと
「シニアだから何か病気を発症してもおかしくないか...」
というとにかく自分を納得させなければという気持ちでいっぱいでした。

帰宅後は家族と「どうすれば今の彼に負担をかける事なく生活させてあげられるか」
何度も話し合いをしました。
また腹水が溜まると食欲が低下する危険性もありますが、
それ以上に自宅から病院への移動や処置に対するストレスが心配の種だったのです。


話し合いを重ねた結果、
「くまくんが快適な生活を過ごせるよう無理のない治療をしてあげたい」という結果が出ました。
その後は彼の大好きな野菜や口当たりの良い食事を与え、
毎日の投薬はなるべく短時間で、
大好きなお散歩はお手製のスリッパベッド越しに行いました。

すると少しずつではありますが食事も取り、
お散歩もベッドから出てきてくれるようにheart04
家族でホッと一安心していた矢先、最期の別れが訪れました。
一人ぼっちでなく家族みんなで見守りながら眠りにつく事ができたのは、
ヒト好きな彼らしい最期だったように感じますconfident

















正直、こうして皆さんの前でくまくんの話題を出すと今でも目頭が熱くなりますsweat02

今、少しずつ気持ちが落ち着いてきて思うのは...
3年って数字で見るとあっという間ですが、
自分的には私たち家族とくまくんが過ごした3年はとにかく思い出溢れる長い時間だったという事ですclover

彼が家族になってくれたおかげでかけがえのない3年が過ごせた訳ですし、
改めて「わたしハムスター大好きだな」と気付かせてくれました。

たぶん私はこの先もワンちゃんやネコちゃんとはまた違った
小さな魅力を持つ彼らの虜であり続けると思います。
今でも診察でハムスターさんが来るとどこか懐かしさや嬉しさを感じますconfident

(先日受診されたとある小さな飼い主さま(お子さん)には
「ハムスターの動物看護師さん」とお声かけ頂けて感無量でした)
「短命だから...」「無表情で喜怒哀楽がわからない...」
とマイナスに捉えられがちなハムスターですが、
「毎日を一所懸命真面目に(?)生きている姿」や
「家族だからこそ気づける小さな魅力がある」そんな気がするのです。

覚悟していたとはいえ、
やはりくまくんとの別れは寂しいですが、
彼から学んだ知識を動物看護師として活かせるよう日々精進していきたいと思っていますhappy02

次回のブログ更新は...8月28日(土)です!

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2021年8月 6日 金曜日

ネコちゃんの眼のキズが治らない?!実はこんな病気だった!!


こんにちは。動物メディカルセンターの獣医師の盛岡です。
今回は目のキズに関するお話です。目の表面の透明な膜を「角膜」といいます。

コンタクトレンズをのせるところですね。角膜は透明ですが、拡大して観察すると実はいくつもの層からなる構造でできています。

ワンちゃんやネコちゃんはケンカをしたときや目に物をぶつけてしまったときに、よく角膜のキズをつくってしまいます。この角膜のキズを「角膜潰瘍」といい、角膜の層構造がえぐれてしまった状態になります。

角膜にキズができると、角膜の細胞の働きによって表面の薄い膜(上皮)が伸びてキズを覆ってくれます。小さく浅い傷であれば通常は3日~1週間ほどキレイに治してくれます。しかし、大きなキズや深いキズは大ケガになるため治りにくく、場合によっては手術が必要になることもあります。また、治ったとしても傷跡が残ってしまうこともあります。

今回ご紹介させていただくのは角膜のキズがなかなか治らなかったネコちゃんです。
目をショボショボしているとのことで来院されました。そこで角膜のキズを調べるフルオレセイン染色検査を行いました。

フルオレセインは青い光を当てると蛍光色に光る特殊な蛍光色の染色液で、角膜のキズがある場所に染色液が付着する性質を利用して検査を行います。
すると左目の外側に小さく染色液が付着し、角膜にキズができているのが分かります。

小さく浅いキズでしたので、お家では目をこすってキズを大きくしてしまわないようにエリザベスカラーをしてもらいながらしっかりと目薬の治療をを差していただいて様子を見ることになりました。

しかし、目のキズはいったん小さくなったのですが、数日後にはまた大きなキズになってしまいました。
その後も、さまざまな目薬を使いましたがなかなか完治しませんでした。

ところがある日、目の検査をした際に気付きました。染色液が角膜の中にも入り込んでいます。


これはSCCEDs(スケッズ:自発性慢性角膜上皮欠損)をいう病気です。
角膜の基底膜と呼ばれる構造に異常があり、角膜の表面を覆う薄い膜(上皮)がうまく角膜自体にくっついてくれない病気です。原因は、角膜上皮を構成する角膜基底膜細胞において作られている接着因子の異常によって起こります。
この病気の特徴は
1.角膜のキズが浅いこと
2.一般的な治療や管理をしてもなかなか治らず、繰り返してキズができること
です。

この病気にかかると、角膜の上皮は再生してキズを覆うようにしようとしているのですが、簡単に剝がれてしまうため、キズが大きくなったり小さくなったりを繰り返し治らなくなってしまうのです。
ワンちゃんで稀になってしまう病気ですが、ネコちゃんでは更に珍しい病気です。
この病気は、目薬だけでは治りません。治療は病気の原因である基底膜の治療が必要になります。このネコちゃんは、くっついていない薄い膜を剥がして角膜の基底膜に対する処置を行いました。

角膜のキズは実はかなり広い範囲で隠れていました。
目薬を続けていただき2週間後に見たところ......


無事にキレイに治ってくれました!
処置を行ったとしてもなかなか治らないこともあるのですが、1回の処置で治ってくれて良かったです。なにより、目薬とエリザベスカラーの生活を一か月頑張ってくれたネコちゃんと飼い主様は本当に大変だったと思います。無事に治って僕も飼い主様もほっとしました。
目の傷は小さくても、それによる痛みや違和感によって目をこすってしまう事で傷が大きくなって悪化してしまうことがあります。目をショボショボしているのに気が付いたら早めに受診をおすすめします。

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

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