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動物メディカルセンター ブログページ

2020年7月25日 土曜日

お出かけの時に役立つグッズや気をつけたいこと

こんにちは、動物メディカルセンター箕面 動物看護師 大盛ですhappy01

7月に入っても雨続きな日々が続いていましたが、少しずつセミたちも鳴き始め例年より遅れての夏本番が感じられるようになりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか?
夏の暑さにめっぽう弱い私despairですが、毎年この時期になると旅に出たい衝動に駆られます。
(なにを隠そう私はメディカルスタッフきっての(?)一人旅好きなのです...sign01)
ですが今年は新型コロナウイルスの影響で一人旅は完全自粛モードに...
最近はGoogle のストリートビューを利用して全国津々浦々旅に出て(出た気になって)いましたが、先日足を延ばして三重県・伊勢神宮に参拝してきました。



少し蒸し暑さを感じる日でしたが、多くの方が参拝に訪れていました。
内宮・外宮まで道ではペットちゃんたちと歩かれている方も多く見かけ、ペットちゃんたちもカートや抱っこされ楽しそうにお散歩していました。


近年ペット同伴での観光や宿泊できるスポットが増え、ペットちゃんと一緒におでかけされる方も増えてきたように感じます。
今回はそんな楽しいお出かけの時にこそ役立つグッズや気を付けたい事についてご紹介します。

oneペットボトルがお手軽保冷剤&冷た~いお水が飲める水筒に変身!
これは実際に私自身も旅先で使うライフハックです。
ペットボトルで保冷剤を作られる方も多いと思うのですが、ちょっとひと手間加えるだけで2つの利用法ができます。
作り方はいたって簡単!


通常、ワンちゃんたちはパンティング(ハァハァといった呼吸)で体からの熱を逃がしていますが、その際に体内の水分も失っています。
特に夏場はパンティングが増え脱水しやすくなるため、熱中症のリスクが上がるのです。

代わって「猫ちゃんたちは涼しいお部屋で過ごしているから大丈夫」...いえいえ、実は室内暮らしの猫ちゃんも熱中症のリスクは十分あります。
猫ちゃんの中でも冷房の効いたお部屋が苦手な子は、冷房から逃れてわざわざ暑い所に移動しているうちに熱中症になっていたなんて子もいます。

そのリスクを減らすためにも室内屋外問わずこまめな水分補給が必要です。
このペットボトル保冷剤をタオルに巻いてケージ内に入れておけばお部屋でも移動中でも快適に過ごせますし、
外出先で程よく冷えたお水を与える事ができるのでぜひお試しあれsign01

熱中症についての詳しいお話は当院獣医師盛岡のブログ
http://www.doubutsumedical.com/blog/2019/06/post-136-1468936.html

水分補給のコツについては当院看護師竹下のブログ
(http://www.doubutsumedical.com/blog/2020/01/post-150-1483160.html)を併せてご覧くださいnote

two冷感素材グッズや薄手の服を使う
ペットちゃんのお洋服でも冷感素材のものも増えてきているようです。
夏場にお洋服は暑いと思わるかもしれませんがきちんとメリットもあります。
水にぬらすタイプだと涼しさを感じられるだけでなく、気化熱の仕組み応用して体の熱が逃げやすくなるのです。
また、短毛種の子であれば紫外線による肌ダメージを和らげる事が期待できます。
お洋服が苦手な子は冷感素材のタオルや凍らせた給水タオルを首に巻くのもおすすめです。

three忘れてはならない『小さい彼ら』の予防!
夏だからこそ山や川などの避暑地に訪れたいもの。
そしていつものお散歩も夜の涼しい時間帯を選ばれる方も多いのでは。
そんな飼い主さまの気持ちを狙ったかのように忍び寄る影があります...
それは...!『ノミ』と『ダニ』です。
毎年春にフィラリア予防と一緒にお伝えしているノミダニ予防。
このノミダニが特に猛威を振るうのがこの夏の時期なのです!
たかがノミとダニ、されどノミとダニ。この小さな猛威に侮るなかれ...彼らは寄生のみならず時には死に至る病気を運んでくる事もあります。
楽しいお出かけを悲しい惨事にさせない、ヒトや同居の子、他のペットちゃんたちに「移らない・移させない」ためにも、正しい予防が必要です。


当院ではその子のライフスタイルに合わせたノミダニ予防薬を処方しています。
今年の春の予防はもうお済みですか?
まだの方はお早めに予防診察のご予約をお願い致します。

ちなみにノミダニ予防についてのブログは当院獣医師尾崎のブログ
(http://www.doubutsumedical.com/blog/2018/05/post-113-1437658.html)
も併せてご覧ください♪



少しでも皆さまの快適なサマーライフの参考になりますようにheart04

次回のブログ更新は...8月8日(土)です...flair

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2020年7月11日 土曜日

内視鏡の日 その2

こんにちは。動物メディカルセンターの獣医師 盛岡です。
今年もやってきました!7月14日(ないし)は『内視鏡の日』です!

以前もお話しましたが、『内視鏡の日』はヒトの医療において制定されたものです。内視鏡は動物でも応用され活躍しています。
その内視鏡の日に因んで前回3年前の2017年6月24日には、オモチャを誤って飲み込んでしまったワンちゃんに対して内視鏡を使ってオモチャを摘出したお話を紹介しました(こちらの記事もまだ読んでいらっしゃらないなら是非ご覧ください!)。今回は内視鏡で胃のポリープを発見し、生検(病変部の一部を採取すること)・診断を行ったワンちゃんのお話をしようと思います。
今回来院したのはダックスフンドさんです。嘔吐の後に立てなくなり夜間の病院に掛かられ、翌日当院に受診されました。翌日には立てるようになったそうですが食べたそうにするが食べれない、水やご飯を食べると吐いてしまう、お腹が張っているとのことでした。
検査を行うと、胃の中に食べた食事が充満しており、それが数時間経過しても胃から小腸へ流れていかない状態でした。

これがその時のバリウム検査のレントゲン写真です。一日たっても胃の中にバリウムが残っています。

胃の運動性には問題はないのにもかかわらず、この様な異常があったため、胃の出口である胃幽門部において狭窄させる病変や異物が詰まっている可能性を考えて内視鏡検査を行うこととなりました。

全身麻酔をかけて、内視鏡を胃の中に入れた所です。胃の中には食べたサツマイモが少し残っていました。

次に幽門部を確認しています。幽門部にポリープがありました。表面がポコポコしています。幽門部にポリープがあることで胃の出口がとても狭くなっていました。そのため通常なら内視鏡は胃の出口を通過し小腸も確認することができるのですが、この子の場合は胃から小腸に内視鏡を入れることができませんでした。

続いてポリープに向かって生検鉗子(病変部の一部を掴んで採取する器具)を伸ばしています。

ポリープを鉗子で掴んで引っ張り、組織を採取しました。

採取したポリープの組織は病理組織検査に提出して診断を行いました。結果は「炎症性ポリープ」であり、良性の病変でした。これらのことから幽門部の炎症性ポリープによる幽門狭窄症と診断しました。
胃の病変は良性ではありましたが、このポリープが影響して流動食を少量ずつでしか食べることができず、さらに嘔吐が続いたことで、徐々に体重が減ってしまいました。そのため、飼い主様には手術によるポリープの摘出を提案しました。16歳と高齢のダックスフンドさんでしたが手術は無事に成功しました。
その後は順調に回復し、今では自分からご飯もしっかり食べられるようになり、体重も元通りになりました。

このように、病変部を肉眼的に確認し、病気の確定診断まで至るのに内視鏡は非常に有効でした。そして最適な治療に繋げていくことができたと感じています。

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

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