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H リハビリテーション

2020年6月16日 火曜日

リハビリ受けてきました!

こんにちは。動物メディカルセンター:行動診療科&リハビリテーション担当の小池です。

先日、朝起きて着替えようとした時のことです。

『ピキーッ!!!』と左肩に衝撃が走りました!

思わずうずくまること数分・・。
恐る恐る、左手を前方から上に挙げていくと、90度程しか挙がりません。
やっちまったー!!
これは間違いなく、世間で言うところの『○十肩』。
痛みは日に日にひどくなっていき、安静時や夜間も痛くなってきたので、整形外科医院(人の病院です)へ行きました。

ひととおり検査を受けて、診断はやっぱり『肩関節周囲炎』= 『○十肩』でした。
「注射する前に痛み止めとリハビリで様子を見ましょう」ということでしたので、人の世界のリハビリを経験できるチャンス!とワクワクしながら、リハビリの予約を入れました。
そして、現在4回ほどリハビリを受けたので感想をお伝えしようと思います。

まず、先生からリハビリ必要との指示書が出て、担当の理学療法士さんが決まりました。(若くて可愛い女性です。)
一番最初にすることは、リハビリ計画書の作成です。
どこが痛いか。
どのような時に痛いか。
日常の動作について。
痛みの程度。
可動域の測定。
などを調べて、メニューを決めます。

あら、やっぱり動物の場合と一緒ですね。

動物メディカルセンターでも、最初に獣医師の診断が必要で、治療の一環としてリハビリの指示が出ます。
そして初回、リハビリ計画書を作成するために、
可動域の測定
筋肉量測定
起立姿勢
オスワリの姿勢
歩き方(常歩と速歩)
痛みの有無
などを確認します。

動物の場合は、本人が直接困っていることを話してくれないので、飼い主さんからの情報と客観的な行動の観察によって、状態を把握し、リハビリ目標を立て、細かいプログラムを作成します。

 
一方で、大きく異なっているところとしては、人の場合、言葉で説明されて理解し、能動的に必要なリハビリテーションエクササイズをすることが可能ですが、動物の場合はそうはいきません。
その子の性格に合わせて、ごほうびなどを使いながら、気分を盛り上げながら楽しく必要なエクササイズを行う必要があります。
そのために、バランスディスクやボール、ハードルなど、様々な道具を利用します。
また、歩行訓練では、通常の歩行以外に、陸上トレッドミルや水中トレッドミルなどで、歩行スピードや坂の角度なども目的に合わせて設定します。


回数を重ねると、最初は警戒していた子も少しずつ心を開いて、リハビリを楽しみにきてくれる感じになります。
そして、そんな愛犬・愛猫が頑張っているところを見て、飼い主様も頑張って通い続けてくれるのかなと日々感じています。

動物たちはみんな素直で純粋なので、慣れてくるとストイックなほどに頑張ってくれます。
その中で、前回できなかったことが出来るようになると、飼い主様や施術している私自身が感動するんですよね。はあ~。(思い出してまた感動している。)


ところで、私の受けているリハビリは、理学療法士さんが動かしてくれる徒手リハビリと、自分で行う運動療法、電気治療、温熱療法です。
動物に比べて、腕の動かし方がすごく細かい。

これは、動物の場合にもうまく取り入れられたらと思いました。

もっとピンポイントでのストレッチや可動域運動が出来たら、効率も良くなりそう。
あとは、それをどうやって動物が嫌がらないように、喜んで受け入れてもらえるか、これからも試行錯誤しながら、より効果的で楽しく気持ちの良いリハビリを提供できるように心がけたいと思います。

というわけで、私の○十肩のリハビリも、もうしばらく通って勉強させてもらうつもりです。

読んでいただいてありがとうございました。
行動診療科
リハビリテーション科 CCRP
小池 美和

★次回のブログ更新は6月27日です。★

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2019年1月26日 土曜日

シニアケア教室

こんにちは、北大阪ペットメディカルプラザ 看護師の辻田です。
今回は先週当院で行ったシニアケア教室の様子をご報告いたします。

箕面病院で行い大好評だったシニアケア教室を、少し内容を変えて、去年の8月から月に1回(全6回)、高槻病院でも開催させて頂きました。
おかげさまでたくさんの飼い主様にご参加いただくことができました。どうもありがとうございました。

私は、シニアケア教室の5回目【運動&リハビリ~お家でできる運動法】と6回目【体幹トレーニング】を担当させていただきました。


シニア期になるとワンちゃんも人間と同じように足腰が弱くなって、運動能力が低下していってしまいます。
いつまでも長く元気で動けるカラダ作りを目指して、5回目にはシニア期の運動法として、お家でもできる簡単なマッサージやストレッチの方法をお話させていただきました。

     


6回目には、当院のリハビリプログラムで実際に使っているバランスボールやバランスディスクを体験していただきました。

    
                     実習の様子
    


皆さん、とても真剣に取り組んでくださり「お家に帰ってさっそくはじめます!」と言う、うれしいお声もいただきました。

シニア期のワンちゃんは、徐々にですが普段の生活の様々な場面でケアが必要になってきます。
まだまだ若いワンちゃんも、必ずいつかはシニアになります。
シニアになっても快適に元気に暮らせるように、若いうちから出来ることもありますので、詳しく知りたい方はいつでもスタッフにお声かけ下さい。

シニアになって、不安なことやわからないことがあるかと思いますが、これからも
メディカルセンターグループ皆でしっかりサポートさせていただきたいと思います。
ワンちゃんにとっても飼い主様にとっても、楽しいシニア期を目指しましょう。    


次回は2/9に更新予定です。               

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2018年4月14日 土曜日

犬のリハビリテーション資格の話

こんにちは。動物メディカルセンターの小池です♪

4月も半ばになり、当院も春の予防で来院される方でにぎわって来ました。
急に暖かくなって、ぼちぼち蚊も飛び始めてきましたので、これからの行楽日和、ワンちゃんとのお出かけを考えている方は早めに予防を済ませておくと安心です。
近年は犬だけでなく、猫もフィラリア症にかかることがわかっています。
かかると重症化しやすい猫のフィラリア症、今まで予防してなかった方も今年からはしっかり予防して、長生き目指しましょう!!

 さてさて、今回の本題は予防の話ではなく、実はリハビリテーションに関するお話です。
現在、茨木病院の待合室では、1月に好評だったペット参加型のリハビリ体験教室の動画を放送していますが、それをご覧になられた飼い主様から、『こんな立派なリハビリルームがあるのねえ~。』というお声を時々いただきます。
 皆さんご存知でしたか!?箕面病院と茨木病院の2Fは、広いリハビリテーションルームがあって、水中トレッドミルや様々な運動療法のリハビリテーション設備が整っています。そこでは毎日、数頭のペット達(犬も猫もいます!)がリハビリを頑張っているのです。


 動物のリハビリテーションは、近年少しずつ認知されてきましたが、実はまだまだ新しい分野です。2007年にアメリカで動物リハビリテーションを学んだ獣医師や関係者が発起人となって日本動物リハビリテーション集会が開催され、日本動物リハビリテーション研究会(現学会)が発足したのが始まりです。 当院では、整形外科のリハビリテーションを必要とする動物たちを多く診察してきたため、もっと以前から院長の指導のもとにリハビリテーションを積極的に行ってきました。


 リハビリテーションって、単に足が動かないからマッサージするとか、歩けないから水中で歩行訓練するとか、そういった単純なエクササイズではないんですよね。その動物の病態や運動機能、神経機能などの評価をきちんと把握した上で、安全に慎重に快適に行う必要があるので、同じように見えても、個々の目的は異なっていたりします。つまり、リハビリプログラムは患者個々の完全なオーダーメイドでの作成になります。リハビリテーションに深く関われば関わるほど、奥が深い!勉強することだらけです。


 そこで動物メディカルセンターを代表して私と看護師長の中村の2人が、アメリカのテネシー大学公認CCRP (Certified Canine Rehabilitation Practitioner) の認定取得に挑むこととなりました。2014年のことです。このプログラムは、テネシー大学大学院で獣医師・理学療法士・動物看護師のために開催されているカリキュラムと同様のもので、犬のリハビリテーションの臨床応用への理論的基礎を習得した認定となる資格です。
 
 資格取得するための流れを簡単に紹介しますね。
まず第1段階としてテネシー大学のオファーする講義を全て受講することが必要です。この講義は座学から実習までありコース1〜5まで日本では数年にわたって行われます。実際にこの講義の受講時は、毎日最新の知識を得ることができ、さらに同じ同士の仲間もできてとても楽しかったです。早速明日から担当のリハビリの子に実行しようと思えることばかりでした。

 次の段階として、全ての講義を受講したら、自身でリハビリテーションを行った5症例のケーススタディを作成することになります。ここがまず第1の関門です・・。
整形外科症例を2症例、神経外科症例を2症例、自分で選択した症例を1症例、そのうち2症例は英文で作成し、5症例を期限までに提出する必要があります。リハビリテーションの進め方の根拠やその実践方法について、きちんと理論的でなければ合格にはならず、次の認定試験を受けることができません。しっかり時間をかけて5症例の合格をもらいました。そしてやっと最終段階の認定試験です。認定試験は、口頭試問と筆記試験、プレゼンテーションで、まる1日かかって行われました。試験までたどり着くのに、約3年かかり、ようやく今年1月に2人揃ってCCRPの認定を得ることができました!合格した時は2人とも飛び上がって喜びましたよ♪
 

 CCRPとは、一言で言うと、十分な評価に基づいた安全で質の高いリハビリを提供できる人ですよということなのですが、何度も言いますが、リハビリテーションは奥が深い!実際、今も毎日勉強することだらけです。当院では、主担当の獣医師とチームを組んで、その子にとってのベストな治療とリハビリが出来るよう日々頑張っています。また、私達2人以外も当院の看護師は皆、リハビリテーションについてとても熱心に勉強しています。

リハビリテーションのことに興味がお有りでしたら、いつでも声をかけてくださいね。
リハビリルームってどんななの?と言われれば、いつでも喜んでご案内いたします!
 
行動診療科
リハビリテーション科 CCRP 
小池 美和 
 
★次回のブログ更新は4月28日です。★
 

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2017年11月25日 土曜日

猫のリハビリテーション

こんにちは。
動物メディカルセンター箕面統括病院 動物看護師の中村ですhappy01
11月8日(水)放送の関西テレビ『報道ランナー』ご覧いただけましたでしょうかeye
動物リハビリテーションについて『せんにゅう!』で特集して頂き驚くほどの反響をいただきましたhappy02
多くの皆様に動物リハビリテーションの重要性が伝わり、
多くの小さな家族に安息な未来を提供できるようになることを願ってheart02日々精進しておりますsign03

さて、今回はあの時TVには出なかったネコちゃんのリハビリについて少しご紹介いたしますcat
そうなんですよね、猫ちゃんもリハビリしますよ~good
あの時に撮影してもらっていたんですけど、カットされちゃいましたねsweat01
なので!ここで一挙ご紹介~note

猫ちゃんのお名前は莉子ちゃんheart01
ものすごい可愛くて、ものすごい人好きで、ものすごいおとなしいですlovely
猫ちゃんのリハビリは、猫ちゃんオーナー様ならお解りのように、猫の特性上非常に難しいです。
お水を怖がってパニックになったり、音にビックリしてケガをしたり、思うような運動をしてくれなかったり...などなど、ワンちゃんよりも行動学的に困難を強いられますdespair

でも、莉子ちゃんは写真のようにリハビリが大好きheart04
早く早くと言わんばかりにお水の中に入ります。
莉子ちゃんは実は保護猫ちゃんです。
お外で生活していた時に交通事故にあったようで背中の骨と足の骨に異常があり、後ろ足は不完全麻痺weep
機能回復の為、筋肉UPの為にリハビリに通ってくれています。
水の中での運動、水中トレッドミルが中心のリハビリプログラムになります。
準備運動でのマッサージをして、お水に入ります。
日常生活ではまだ起立位(立ち上がった姿勢)は自力でできませんが、水の中では元気に歩いてくれます。お尻も上げて後ろ足も弱いながらもゆっくり上げて、前進しています。
飼い主様よりリハビリを始めて活動的になり、さらに便の出が良くなったと伺っています。
今はリハビリを始めたときよりも体幹のバランスが良くなってきているので起立位も少しの間なら保持できるようになっていますhappy01




莉子ちゃんはマッサージの時間は静かにしていますが、なぜかお水に入ると歌ってくれますhappy02
とっても高音でリズミカルなんですnote
よっぽど楽しいのでしょうね!

いかがでしたか?
とっても珍しい猫ちゃんのリハビリテーションのご紹介でしたhappy01
最後に内緒話中の私たちの1ショット♬














え?話の内容ですか?...内緒です♬




次回のブログは12月9日(土)更新です。

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL

2017年2月25日 土曜日

椎間板ヘルニアのリハビリ

こんにちは。動物メディカルセンター(箕面病院)看護師田中ですhappy01

今日は椎間板ヘルニアのリハビリについてお話ししたいと思います。

特に多い腰椎ヘルニアの手術をしたワンちゃんのリハビリをご紹介します。
モデルはダックスフンドのバロンちゃんです。
ダックスフンドは、もっとも椎間板ヘルニアになりやすいといわれています。
バロンちゃんは急に後肢が立たない動かない。
という主訴で来られました。

まず一般身体検査で麻痺の状態を診て、レントゲンを撮り、椎間板ヘルニアの疑いがあったので、次の日にCT造影検査で圧迫の程度や部位の確定をしました。
そしてその日に手術を行い、神経の圧迫部位を取り除きました。

リハビリは術後3日までは患部の炎症を引かせてさらに疼痛緩和のため冷やすことから始めます。
次にマッサージ、ストレッチ、補助して立たせて足を正常な位置にし立つ感覚を取り戻していきます。
そして関節を動かしていきます。関節は動かさないと固まってしまい、筋肉も衰えてきます。
自分では動かせないので私たちが自転車を漕ぐように動かしてあげます。
そして後肢に少し負荷をかけるため、前肢を少し上げます。
そうすることで筋肉が減るのを防ぐことが出来ます。













立たせた状態でキープ
出来るようになったら、バランス運動を行います。これはバランス力を鍛え筋肉をつける為に行います。



歩けるようになったら、足の上げ下げをスムーズに、しっかり出来るように、キャバレッティレールの上を歩きます。



患部の炎症が引けば水中トレッドミルで泳ぎます。陸上で動かすよりも浮力があるので足の負担が少なく効果的です。
水中トレッドミルは徐々に水の量を減らし、しっかり歩いていくことで、筋力をUPさせることもできます。



バロンちゃんは、リハビリが始まるときは、いつもお腹を見せコロンと転がってシッポを振ってくれます。
とっても可愛いです。リハビリ中はご褒美のフードを食べ頑張っています。






リハビリはその子その子の性格、症状にあったプログラムを考え行っています。当院では診断、治療、リハビリまでトータルケアを行っております。
椎間板ヘルニアは発症部位によって症状も麻痺の程度も様々です。
そしてもし突然何か後肢がおかしい。と感じたらすぐ病院に連れてきてください。

何かお困りの事があればいつでも何でもご相談下さいhappy01

次回は3月11日(土)更新です♪



 

投稿者 動物メディカルセンター | 記事URL