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動物メディカルセンター ブログページ

2020年3月28日 土曜日

犬と猫の花粉症


はじめまして、動物メディカルセンターの獣医師の盛岡愛子です。
といえば、新生活!お花見!ゴールデンウイーク!そして...私にとっては大変憂鬱な花粉症の時期でもあります...
毎年この時期になると、涙がポロポロ、くしゃみ・鼻水が止まらなくなり、花粉症のことを思い浮かべるだけでも顔がムズムズ痒くなってしまいます!
もはや、3人に1人が花粉症と言われる時代、実はわんちゃん、ねこちゃんにも花粉症があるのをご存知でしょうか?
わんちゃんねこちゃんの場合、花粉症の症状として一番多いのは、人とは異なり、皮膚の激しい痒みや皮膚の赤みで、次がくしゃみ、鼻水、咳、喘息(特に猫)となります。
「毎年この時期になると体を痒がり毛が抜ける...」
「毎年この時期になると体を床に擦り付けたり、しきりに足先を舐めて肌が真っ赤になってしまう...」
「お散歩で草むらを歩いたあと、顔や耳が真っ赤で眼が腫れぼったい...」
このような症状が見られたら、花粉症の可能性があります。
わんちゃんねこちゃんのアレルギー性皮膚炎は、原因になる物質、いわゆるアレルゲンによって大きく3つに分かれます。


ノミアレルギー性皮膚炎:
    ノミ寄生によるもの。

食物アレルギー:
    食べ物によるもの。

アトピー性皮膚炎:
    環境中のハウスダストによるもの。
    (ほこり、ダニ、花粉、カビなど)




⇒このうち花粉症は③アトピー性皮膚炎に含まれます。
アトピー性皮膚炎は、柴犬やシーズー、レトリバー種、フレンチ・ブルドック、ウェスト・ハイランド・ホワイト・テリア、猫ではアビシニアン、ヒマラヤン、ペルシャなどに多く見られますが、どの犬種・猫種でも見られます。若く(~3歳)から症状が現れることが多く、激しい痒みと、それに伴う皮膚の左右対称性の炎症が見られます。

犬種・猫種、年齢や症状、症状があらわれた部位・時期・期間・頻度などから、アトピー性皮膚炎が疑わしい場合、まず他の病気(感染性皮膚疾患など)を除外し、アレルギー検査(血液検査)にてアレルゲンを調べます。

                          動物アレルギー検査株式会社
                          パンフレットより引用・改変



わんちゃんねこちゃんのアトピー性皮膚炎は、生まれ持っての体質が大きく影響し、体調やストレス、皮膚のコンディションやその他のアレルギー、感染など複数の原因が重なって発症するため、お薬だけでなく生活環境の改善など総合的な治療長期的に必要になります。

治療法・対策としては、
お薬を使う(痒み・炎症を抑える。これが中心となります。)

②皮膚のバリア機能を整える(補助的な治療)
・必須脂肪酸を含むサプリメント・フード
薬用シャンプー&十分な保湿

③原因となるアレルゲンを取り除く・避ける(おうちで出来る対策)
・わんちゃんねこちゃんが生活している場所をこまめに掃除し、清潔に保つ。花粉飛散量の比較的少ない早朝・夜間に換気をしたり、空気清浄機を利用する。
・ニュースで花粉の飛散が多い日・時間帯(日中)はお散歩を控える、草むらを避ける。
・洋服や靴下を着用して皮膚がアレルゲンに直接触れないようにする。
・お散歩から家に帰ってきたら体や足先をウエットシートなどで拭いてあげたり、ブラッシングするなど。

春~秋にかけて、花粉症の人はもちろん、わんちゃんねこちゃんにも辛い時期になります。大切な家族の一員として、わんちゃんねこちゃんの皮膚にも注意して、気になることがあればいつでも病院にご相談くださいね!


投稿者 動物メディカルセンター

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