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動物メディカルセンター ブログページ

2016年5月21日 土曜日

コロラド州立大学研修報告 その1

こんにちは、動物メディカルセンター高槻(北大阪ペットメディカルプラザ)の獣医師小松catです。

先日1週間のお休みを頂き、アメリカへ研修に行ってきましたairplane
コロラド州のフォートコリンズという町へ行き、コロラド州立大学の付属動物病院へお邪魔し5日間みっちりと勉強して来ました。



テーマはずばり「cat」です!
初日は時差ぼけでかなり苦しかったですが、朝7時半から夕方6時までスケジュールはタイトに埋まっていました。アメリカの先生は朝が早いですね。その分夕方には終わり、後は家族の時間なんでしょうか?

初日の休憩時間の写真です。皆さん時差ぼけでグロッキーですね。私は病院のfacebookに記事をアップするため、せっせと携帯電話をいじっています(笑)mobilephone



日本各地から猫好き獣医師達が集まり、とても熱心に勉強していました(自分で言うのもナンですが。。。)いろいろな先生達とお話が出来、とても刺激になりました。専門誌に載ったりする先生や大学の先生もおられて、とても勉強になりました。
テーマの「猫の内科学」ですが、猫がよくなる病気は網羅すると言う内容。5日間びっちりの講義でしたが、時間が足りない濃い内容でした。講師のDr.Rappinは感染症の世界的な第一人者で、Bartonellaという細菌が猫に対して感染し病気を発現したことを、最初に発見して論文を書くなど、「超」一流の研究者であり、臨床家でもあります。
もちろん復習的な内容もありましたが、大学病院での最先端の今まさに論文に書いている途中の最新知見なども教えていただきました。



初日の講義内容は、胃腸などの消化器病についてと、内分泌疾患についてでした。
消化器病はRappin先生の専門の感染症をメインに、IBDと呼ばれる炎症性超疾患まで幅広く多岐にわたりました。
内分泌疾患は体が出すホルモンの異常で起こる病気ですが、特に甲状腺機能亢進症は高齢期に起こる病気で、近年高齢なネコちゃんが増えてきているため、甲状腺機能亢進症が非常に増えています。アメリカでは、糖尿病や慢性腎不全を超えて、高齢猫の一番多い病気になっているそうです。もちろん日本でも増えてきており、当院にも甲状腺機能亢進症のネコちゃんが多く来院するようになりました。

さて、アフター5はお酒の時間(笑)bar
Rappin先生行きつけのワインバーでご馳走になりました。



右側の先生がDr.Rappin。左側の先生はもう1人の講師の先生、Dr.MacPhailです。彼女は外科の専門医です。


2日目午前の内容も感染症がメイン。初日とは違い、呼吸器の感染症がテーマです。ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどウイルス感染症から、鼻の中にだけに感染するダニなどレアなものまで多岐にわたりました。午後の内容は黄疸について。黄疸と言っても原因は様々。肝疾患から、血液の病気、消化器の病気、Rappin先生お得意の感染症であるFIP(猫伝染性腹膜炎)まで、黄疸の原因を網羅しました。

この日はポカポカ春の陽気sunRappin先生の提案で歩いてホテルまでお散歩。フォートコリンズはロッキー山脈のふもとの町、自然がたくさんありました。

    


さて、3日目です。
この日はなんと大雪!snow前日との気温差は30℃。マイナス10℃まで下がりました。山の天気は変わりやすいと言いますが、さすがにビックリ。町の標高は1700mです。富士山級の山が30以上あるそうです。さすが、アメリカ!

    

講義内容は主に実習。内視鏡を使った鼻腔内の検査方法などを勉強しました。
前半戦は、時差ぼけと天気の変化に悩まされましたが、とても有意義な時間でした。

次回はコロラド研修報告その2です。4日目以降の内容です。
来週アップ予定ですので、楽しみにしていてください。

投稿者 動物メディカルセンター