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動物メディカルセンター ブログページ

2015年11月26日 木曜日

犬、猫の嘔吐は大阪の動物メディカルセンターへ

『少しぐらいの嘔吐と侮るなかれ!!』

こんにちは、動物メディカルセンター高槻の 獣医師 尾崎 です。
今日は「一見元気なワンちゃんが飼い主さんとの問診から膵炎を発見できた」お話をしたいと思います。

ワンちゃんは空腹時間が長い時に少し吐いたり、猫ちゃんは毛玉を吐いたりと生理的な嘔吐ももちろんあります。

ですが1日のうち又は数日間何度も繰り返すような嘔吐は、たとえ本人が吐いた後に普段と変わらなくても要注意です!

ついこの間のことでした。健康チェックで来院したとあるワンちゃんがいました。
「うんち、おしっこはしっかり出ていますか?」
「吐き戻しとか最近気になる体調の変化はありますか?」
と伺った時に、飼い主さんが「昨日数回吐きました、でも元気です。」とのことでした。
現に診察台の上にいるワンちゃんはパタパタと機嫌よさげに尻尾を振っていました。

その後、いつもの血液検査の項目に幾つか加えて検査したところ、異常値が検出され即入院となりました。

どのような項目で異常値が出たかというとAmy「アミラーゼ」という膵臓の酵素を測った項目で異常値が出ていたのです。Amyとは、唾液腺やすい臓からでる消化酵素で、血中には通常わずかしかありません。唾液腺や膵臓の障害で上昇が見られます。ですが、なんと1000以上に上昇しており、膵炎になってしまっていたのでした。

予想はしていましたが入院後すぐに食欲廃絶等の症状が出始めました。しかし点滴や注射による早期の治療が行えたのでその後改善が見られ、数日で退院することができました。

診察台の上では元気だったため、嘔吐していたという情報で追加検査していなければ治療開始がかなり遅れていたでしょう。

少しの嘔吐と侮るなかれ、診察の方針が劇的に変わる飼い主さんにしかわからない貴重な情報です。

嘔吐だけでなく少しでも気になる体調の変化は、診察時に獣医師はもちろん受付の時に伝えていただいても構いませんので積極的にお伝えください。



投稿者 動物メディカルセンター