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動物メディカルセンター ブログページ

2015年8月 1日 土曜日

糖尿病と歯周病の関係

みなさん、こんにちは。
動物メディカルセンター、統括院長の北尾貴史です。

人間の世界には、「8020運動」というものがあります。
これは、80歳のときに自分の歯20本が残っているようにしよう、という内容です。おじいさん、おばあさんになっても自分の歯でごはんを食べようということですね。

ヒトが歯を失う原因のひとつに歯周病があります。
最近では、歯周病と糖尿病の関係というものに注目が集まっています。
互いに密接な関係があることが明らかになっていて、糖尿病の人は歯周病にかかりやすかったり、歯周病があると血糖コントロールが上手くいかなかったりするのです。

実はこれ、ヒト以外の動物でも同じなんです。
みなさんのワンちゃんやネコちゃんも、どちらかの病気にかかることで、さらなる病気にかかったり、治りにくくなったりしてしまうのです。

歯周病になると、歯周病菌の毒素や炎症に関わる物質が増え、TNF-αというインスリンの働きを邪魔するたんぱく質が増えます。こうなると、インスリンの効き目が悪くなる、つまり糖尿病にも悪い影響を与えるというわけです。
逆に、糖尿病にかかると、体の抵抗力が弱くなるので歯周病菌に感染するリスクが上がってしまいます。

お口の中を健康、清潔に保ち歯周病を防ぐことは、糖尿病だけでなく、腎臓病や心臓病などを防ぐことにつながると考えられています。
ワンちゃんは、歯に歯垢や歯石がたまると、それが原因となって歯周病にかかります。お家での日ごろの歯みがきも大切ですが、それだけではどうしても不十分になってしまいます。定期的にデンタルクリーニングを受けることをオススメします。

投稿者 動物メディカルセンター