• Facebook
  • Blog
  • Mail

動物メディカルセンター ブログページ

2015年3月26日 木曜日

マダニが媒介する新しい病気

みなさん、こんにちは。
動物メディカルセンター、統括院長の北尾貴史です。

少しずつ暖かい日が増え、場所によっては桜もほころび始めてきました。
この時期は、ワンちゃんのお散歩が楽しくなる季節ですね。でも、春の訪れを待っていたのは人間や犬だけではありません。マダニも活発になってくるんです。

マダニは草むらなどに潜んでいることの多いダニで、ライム病やQ熱など、人にも犬にも共通する病気を運ぶ厄介者です。
特に最近では、2011年にウイルスが特定されたばかりの「重症熱性血小板減少症候群」に要注意です。
「SFTSウイルス」に感染することで発症する感染症で、発熱、おう吐、下痢などの症状を引き起こします。命にもかかわる病気ですので、小さなマダニだからと油断はできません。

現在のところ、ペットが「重症熱性血小板減少症候群」を発症したという報告はありませんが、ワンちゃんにくっついてマダニが家に入り込んでしまうことも考えられます。
そうなれば、人間がマダニに咬まれて……ということだって起こりかねません。

ワンちゃんが草むらに入らないように気を付けたり、ダニよけ用品を活用したりして、マダニとの接触を減らす努力をしていきましょう。
それでも万が一、マダニに咬まれてしまったら。むやみに引きはがさず、ワンちゃんの体にくっつけたまま動物病院に連れてきてください。
無理に引っ張ると、マダニの口だけが皮膚の中に残ってしまうことがあるからです。

こういった危険が潜んでいることも忘れずに、気持ちのいい季節を健康に楽しく過ごせるように心掛けてください。

投稿者 動物メディカルセンター