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動物メディカルセンター ブログページ

2015年1月 7日 水曜日

犬の咳

みなさん、こんにちは。
動物メディカルセンター、統括院長の北尾貴史です。

日に日に寒さを増して、もうすっかり冬ですね。
風邪の流行る時期ですが、飼い主の皆さんは体調は大丈夫でしょうか?

いわゆる「風邪」というのは、正式には「風邪症候群」と言います。
鼻やノドなどの上部呼吸器の炎症や発熱、鼻水やノドの痛み、それに咳などの症状を示す病気の総称なのです。

今日のテーマは、その症状のひとつである咳です。
飼い主のみなさんはすでにご存知でしょうが、犬も風邪をひきます。風邪にかかった犬は、私たちと同様に咳をすることがあります。
ただ、この咳の原因は風邪だけとは限りません。

咳の出る代表的な病気はいくつかあるのですが、病気によって咳の仕方や一緒に出る症状が違います。
例えば、細菌、ウィルス、真菌などが原因となる感染症。
この場合、昼夜を問わず乾いた咳を持続的にするという特徴があります。子犬や同居犬にうつってしまうことも少なくありません。
フィラリア症でも同じような咳が出ますが、こちらはフィラリア予防をしていない犬だけがかかり、腹水や黄疸といった症状も出ます。

心臓病にかかると、ポンプが弱くなってしまうわけですから、全身への血流が悪くなります。これによって肺水腫が引き起こされ咳が出ます。この場合は、夜中から朝方にかけて湿った咳をする傾向にあります。
散歩の途中で座り込んでしまったり、末期になると安静にしていても咳が出て、舌の色が悪くなるといったことも出てきます。

このほか、小型犬に特に多い気管虚脱と呼ばれる気管の病気では、興奮時や気温が高いときに“ガーガー”と聞こえる咳が持続的に出たりします。
このように、病気によって咳の種類やタイミングが違ったりします。命に関わることもありますので、注意深く見守ってあげてください。そして、早期発見・早期治療を目指しましょう!

投稿者 動物メディカルセンター